「プリズナーNo.6」関係と海外ドラマ、海外小説を中心にしていきたいと思います。園芸、イギリス旅行、猫は今後はyahooプログに移動する予定です。


by mygarden_uptodate

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スコットランド物語

著者: ナイジェル・トランター

その名の通り、スコットランドの歴史に関する読みやすい通史。読みやすいのは良いのだが、不正確な記述が幾つかあるような。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 15:07 | 海外歴史と文化

森へ 少女ネルの日記

著者: ジーン・へグランド
ISBN: 4152081139

ちょっぴり風変わりな両親に森の中の家で育てられた姉妹エヴァとネル。子供の頃は日がな森で遊ぶ仲よし姉妹だった。やがて姉妹の生きがいに個性が表れる。姉はバレエに熱中、妹はハーバード進学を夢見て勉学に励む。が、世の中に静かながら確実な変化が訪れていた。電気もガスもガソリンもなくなった世界。荒廃した街からは人の姿も消えていく。両親を失った姉妹は自分たちの力で森の中の家で生き抜くしかない。  文明の恩恵に浸って生きてきた姉妹が、生き抜く為に畑を作り、ドングリを拾い、やがてはイノシシを殺して暮らすようになる。  世界の破局の原因が何であるのかは最後まで明かされない。外から救いが訪れることもない。森の中の朽ちつつある家に固執していた姉妹は、終盤、最後に残ったガソリンで全ての過去を清算し、森の中に溶け込んでいく。生まれたばかりの赤ん坊をつれて。  この話、どのような結末が来るのかと気になっていたが、まあこんなものだろう。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 15:06 | 海外小説
著者: アリアナ・フランクリン

1171年のイングランド、ケンブリッジで幼子が虐殺される事件が相次いだ。その犯人を突き止めるべくシチリアから呼ばれたのユダヤ人の調査員シモンとユダヤ人の医師に育てられた女医アデリア。  死者の専門家であるアデリアの個性が特徴的だ。いやいやながら故郷を離れ、異国に派遣された彼女であるが、やがて騎士ロウリーと結ばれる結末となる。  しかし、犯人の動機がわからない。単なるサディストでした、で終わりなの? 犯人の最期、単なる自業自得よりも、むしろ共犯者である意味では被害者ではないかと思われる修道女への処罰の方が身の毛がよだつ程恐ろしくて後味が悪い。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 15:05 | 海外小説
著者: ロバート・D. ヘア

ずっと以前に古書店で買ったままになっていた本。ようやく読みました。 ことによるとこの本の情報はもう古くなっているのかもしれないが。 改めて、サイコパスの存在に慄然とし、死刑制度は廃止すべきでないと思った。 異常性格は死んでも直らない。そんな人間は人間にあらず。まともな人間に害を与えないようにきちんと処理しなくちゃ。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 15:04 | 海外歴史と文化
著者: 楠本哲夫

ずーっと以前に古書店で買い、中途まで読んでそのままになっていたものを改めて読み直しているのだが…。 なんか変な本である。 美文調で、過剰に感情しているかと思えば同じことを繰り返し書いてあるし…。 心あまりて言葉足らず、じゃなくて心あまりて言葉過剰、かな。 そして何だか間違いが多いような気がする。 だいたい、エドワード3世の時代に準男爵は存在しないけれど? あと、身障者という言葉を多用しているのが白々しい。 こうした場合、「不具」とか「片輪」といった伝統的表現の方がピンとくるのです。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 14:48 | 海外小説
(MF文庫ダ・ヴィンチ)
著者: フィリッパ・グレゴリー
ISBN: 4840138885
ISBN: 4840138893

思い切りネタバレありなのでご注意、というのは余計か。歴史ものにネタバレという感覚自体ないですね。まず。

最初に、いろんな意味で表紙がいけない。これでは誰も薔薇戦争の本だとは思うまい。 どこから見ても安っぽいナントカカントカ・ロマンスみたいである。事実、そうなのだが。 ロンドンの国会議事堂(時代錯誤もここまで来ると芸術品)、交差した剣(この時代にまだないだろ、この剣は)、紅白の薔薇(どこから見てもハイブリッド・ティ、何もいうことなし)。
何気なく図書館で手に取り、説明を読んで驚いた。なんと、エリザベス・ウッドヴィルの一人称小説ではないか。ヨーク王朝の若き貴公子を籠絡したと子連れの年増、単なる騎士階級の後家から王妃にのぼりつめた平凡な女、というありきたりの印象を打ち砕く物語だ。 つまり、ナントカカントカ・ロマンスである。この本は。眼と眼があったその瞬間恋に落ちたふたり、ですか。はあ、結構なことですな。しかし、それだけに終わらない。このエリザベスはとんでもない女であった。この宿命の恋を実らせるためには、手段を選ばない。そしてひとたび王妃の座を手にしたら、次にはありとあらゆる手段で一族の栄達を図る。そのなりふり構わぬさまは、一族以外のすべてを敵に回すのは当然だ。 身分低い騎士の後家との印象が強かったエリザベス、この話によると、母方はフランスの高貴な血を引いており、先祖は水の妖魔メリジェーヌだという。その為、水にまつわる魔術を使いこなすのだと。つまりは魔女。

とんでもない話ではあるが、いくつか注目すべき点は。 王弟リチャードが初め好意的に描かれている。後半、敵になってからは徹底的にヒロインに憎まれ、呪いをかけられるのだが、最終的に和解する。しかも、娘エリザベスはリチャードを恋焦がれているのだ。 王子リチャードの運命。ロンドン塔で消えたのは替え玉で、本物のリチャードはフランスに隠されて、パーキン・ウォーベックの名を名乗っている。言うまでもなく、後日、これは王位請求の反乱をおこして処刑された人物だ。 興味深いのは、物語の終盤、主人公はリチャードの勝利を祈っているところで幕を閉じる。史実では、この戦いでリチャードは戦死、娘エリザベスはヘンリーの花嫁になるのだが。 どうも、この後、娘エリザベスが主役の話へとすぐに続きそうな様子である。
続きを期待して良いのか? この作者なら何をやらかすかわからんなー。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 14:43 | 海外小説

悪霊の島 上下

著者: スティーヴン・キング
ISBN: 4163285008
ISBN: 4163285105

えげつないタイトルであるが、まあこのタイトルのせいで借りたのだ。 キングはもともと私が好きな作者ではない。何か好みに合わないのだ。 事故で片腕を失い、九死に一生を得た男は崩壊した家庭を後に孤島に隠棲して第二の人生を模索する。そこで思いもよらぬ絵の才能を開花させた男はしかし、島にまつわる恐ろしい因縁に巻き込まれ、取り返し付かぬ悲劇に見舞われることとなる。この島の因縁が実に恐ろしい。その正体は一体何であるのか、完全に明らかにはされないが、著者は明らかにクトゥルー神話を意識している。解説でそれについて触れていないのは妙だが、当たり前すぎて触れるまでもないと思ったのだろうか。パーシーの正体がペルセポネであることは薄々見当がつく。死者の船のイメージの悪夢めいた恐ろしさは心に焼き付いて離れない。トラウマになりそうである。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 14:34 | 海外小説
著者: レディ・フォーティスキュー
ISBN: 4643940115

英国で第一次プロヴァンス・ブームを蒔き起こした本だそうである。以前、図書館で借りて読みかけたときの印象がすごく悪かった。地元住人たちを未開人扱いしていると感じて気分が悪く、途中で読むのをやめた。それから随分経ち、たまたま新古書店で105円で出ていたので購入。再読すると意外や意外、すんなり読めた。著者は地元民の個性を尊重し大事にしているとの印象を受けた。私の思い違いで別の本なのだろうか。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 14:32 | 海外小説

密姫村

著者: 乾 ルカ
ISBN: 4758411654

新聞の書評欄で見て気になり、図書館で予約したのが2011年の正月ごろだから、予約の番が回ってくるまでに半年以上かかった訳だ。 閉鎖的な山中の小村に運命をからめとられた女性三代の物語。案としては面白いのだが、話が汚らしいのである。書評では読後感がさわやかとあったように思うが、読後はさわやかでもなあ、そこに至るまでがおぞましくて汚らしい。読んでいて楽しい本ではなかった。一気に読んで再読はない。この作者の本ももう読まない。ただ不快。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 14:30 | 日本の小説
著者: ルーシー・M. ボストン
ISBN: 4566012646

名高いグリーン・ノウ・シリーズの4作目。3作に出てきた孤児の友達3人のうち、今回も出現するのは一番幼い中国人のピン。このピンがいかにも東洋の小さな知恵者という感じで心地良い。作者のボストン夫人は現実の中国人を知らなかったそうで、知っていたらまさかこのように魅力的なキャラクターは作りえなかったであろう。醜行しか聞かない中国人ではなく、静かな哲学者ピンはむしろ日本人の設定の方がよりふさわしく、理想化された東洋人そのものである。
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by mygarden_uptodate | 2012-07-12 14:24 | 海外小説