エルサレムから来た悪魔 上下
2012年 07月 12日
著者: アリアナ・フランクリン
1171年のイングランド、ケンブリッジで幼子が虐殺される事件が相次いだ。その犯人を突き止めるべくシチリアから呼ばれたのユダヤ人の調査員シモンとユダヤ人の医師に育てられた女医アデリア。 死者の専門家であるアデリアの個性が特徴的だ。いやいやながら故郷を離れ、異国に派遣された彼女であるが、やがて騎士ロウリーと結ばれる結末となる。 しかし、犯人の動機がわからない。単なるサディストでした、で終わりなの? 犯人の最期、単なる自業自得よりも、むしろ共犯者である意味では被害者ではないかと思われる修道女への処罰の方が身の毛がよだつ程恐ろしくて後味が悪い。
1171年のイングランド、ケンブリッジで幼子が虐殺される事件が相次いだ。その犯人を突き止めるべくシチリアから呼ばれたのユダヤ人の調査員シモンとユダヤ人の医師に育てられた女医アデリア。 死者の専門家であるアデリアの個性が特徴的だ。いやいやながら故郷を離れ、異国に派遣された彼女であるが、やがて騎士ロウリーと結ばれる結末となる。 しかし、犯人の動機がわからない。単なるサディストでした、で終わりなの? 犯人の最期、単なる自業自得よりも、むしろ共犯者である意味では被害者ではないかと思われる修道女への処罰の方が身の毛がよだつ程恐ろしくて後味が悪い。
by mygarden_uptodate
| 2012-07-12 15:05
| 海外小説